じき

じき
I
じき【事記】
事件を中心にして記したもの。
II
じき【敷】
畳の数を表す語に付いて, 部屋の大きさを表すのに用いる。

「六畳~」

III
じき【時季】
(物事が盛りであったり, 事を行うのに適した)季節。

「~のものを料理して出す」「~はずれ」

IV
じき【時期】
(1)事を行う時。 おり。

「まだ言い出す~ではない」

(2)期間。 期限。

「~を区切る」

(3)季節。 時節。
V
じき【時機】
あることをするのに適したとき。 しおどき。 機会。 チャンス。

「~到来」「~を失う」

~に投・ずる
機会をうまく利用する。 時流に乗る。
VI
じき【次期】
次の時期。 次のおり。

「~総裁」

VII
じき【瓷器】
硬い焼き物。 古代では, 釉(ウワグスリ)のかかっているものをいう。
VIII
じき【直】
※一※ (名・形動)
(1)時間や距離が近い・こと(さま)。

「~にできます」「頂上はもう~だ」

(2)間に他のものが入らない・こと(さま)。 直接。 じか。

「~の取引」「今度の軍(イクサ)の先陣勤めよと~に仰せたびたれば/盛衰記20」

(3)物事の関係がごく近い・こと(さま)。

「~の妹なんざ, 随分脱兎の如しだけれど/婦系図(鏡花)」

※二※ (副)
{※一※(1)}に同じ。

「もう~帰ってくる」「旦那のお邸はね, ~此の湯島でね/初すがた(天外)」

IX
じき【磁器】
焼き物の一。 陶器より高温で焼成。 素地(キジ)はガラス化し, 透明または半透明の白色で硬く, 吸水性がない。 軽く打つと澄んだ音がする。 中国宋代末から発達し, 日本では江戸初期に有田で焼き始められた。
陶器
X
じき【磁気】
鉄片を引き付けたり, 南北を指したりする, 磁石のもつ作用・性質。 正確には, 磁荷は存在せず, 運動する電荷が磁場を形成し, また逆に磁場が運動する電荷に力を及ぼすことによって磁気現象が起こる。
XI
じき【自棄】
自分の身を粗末にして顧みないこと。 すてばちになること。

「自暴~」「今はわれ吾が欠点をのみ見て~せんとしつつあり/欺かざるの記(独歩)」

XII
じき【自欺】
自分の心をあざむくこと。 自己欺瞞(ギマン)。
XIII
じき【自記】
(1)自分自身で記すこと。 自筆。 自書。
(2)機械が自動的に記録すること。

「~温度計」

XIV
じき【辞気】
ものの言いぶり。
XV
じき【食】
食べ物。 食物。

「断~」「山のほとりにかけり来る獣(ケダモノ)は阿修羅の~とせよ/宇津保(俊蔭)」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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